まず、連絡がとれず気になっていた小本温泉へ。

以前も来ましたね。

前を通りかかると・・・温泉のお母さんらしき人が


あぁ・・・再会できて、よかった

店先で里親を募集していた子犬たちも・・・
成長したぞ


温泉の方を見せてもらいました。


避難所でなくご自宅で暮らしているので、
避難所に行かなければ支援物資をもらえないことを、つい前日に知ったお母さん。
せっかくですので、少しおすそわけさせていただきますね。

温泉を、きっと復活させて下さい、また入りに来ますから、
とお母さんと約束して、田老町のしあわせ乳業へ向かいました。
やった〜


工場のお母さんも元気そうでした。

佐藤社長もお元気そうでよかったです

佐藤さんのご案内で、田老町の避難所・グリーンピアへ。
グリーンピアは、施設の損壊がほぼなく、早い時期からお風呂なども入ることができたそうです。
体育館の避難所の様子。

新日本プロレスのレスラーさんたち(覆面の人含む)が、表で炊き出しをしていました。

グリーンピアでは、物資に現在それほど困っていないので、
他のもっと困っているところへあげて下さい、とのこと。
その譲り合いの気持ちを受け取って、山田町へ行きました。
地元の皆さんが仰るとおり、
南に進むにつれ、町の様子が更に痛々しくなっていきます。

山田町役場へ到着。
さっそく物資を搬入です。
私達の知人Tさんの熱いメッセージの入った段ボール。

私達の旅の仲間だったリヤカーも、この町で活躍してもらうことになりました。

がんばれ、WAKAKO号

こちらも物資は集まってはいるのですが、まだまだなようです。

それは、町の被害の様子を見れば想像に難くありません。



子供たちが退屈して・・・という話も聞きましたので、
漫画本も提供してきました。
本の奪い合いでかえってケンカになりませんように・・・。
そして、大槌町へ。


こちらは、物資が本当にまだまだなようでした。

トラックもほとんど空っぽになりました。

それから、私達に同行して下さっている、岩手県在住の阿部さんのご友人のいる釜石へ。
防波堤を突き破っているタンカー



地震と津波で町は痛々しく破壊されていますが、
どれもこれも、瓦礫なんかではない。
どれもこれも、誰かの思い出であり、しあわせであり、喜びであり、生活だったのです。
一関にて、県議会議員の岩淵さんと市議会議員の千葉さんとお話させていただきました。

「被災者の皆さんの願いはただ一つ、普通にもとどおりに生活したい、ただそれだけなんです。」
今回、物資を運びながら写真で記録させていただきましたが、
その願いが叶うためには、相当な時間が必要なんだと痛感しました。
今テレビでは、応援するとが頑張ろうとか一つになろうとか毎日流れていますが、
これを決して一過性のものではなく、
継続的に心の中に持ち続けていかなければならないし、
継続的に行動にしていかなければならない。
「ワタシ最近、ちょっと寄付貧乏なんですよね」って、つい数日前に知人が漏らしていました。
いろいろなところへ行き、イベントに参加し、寄付をして、
そうしているうちに気付いたら自分のお財布は寂しくなっている。
「自分よりももっと大変な思いをしている人がいるから」と思って、
いつもの自分の行動を少しばかり我慢し、
それでも誰かの役に立てることを誇らしく思い、
自分を律してしっかり立っていようとする。
それは、とても素敵なことだと思うのです。
でも、ふと思うのが、これがいつまでも続くわけがない、ということ。
もちろん、寄付をする人にも生活があって、ちょっと寄付の出費が痛くても仕方ない、
と思える生活に一体どれほど耐えられるのか。
復興が果たせる数年先まで続けられるはずがないのです。
また同じように、今被災地のために何かしたいのだけどどうしたらいいのだろうと思う心があり、
その心を、モチベーションをいつまで維持できるのか、という問題。
Twitterやブログで、阪神淡路大震災の経験など踏まえ、
決して素人はボランティアなんか行くな、とたくさんの人が言っていますが、
現地に行くと、どう考えても人手が足りていない状況もあります。
まだまだ「支援」「寄付」という行動は必要ですが、
次の段階を真剣に考えていかなければ、と、議員さんたちとのお話の中で考えました。
日々変わって行く具体的な要望にどれだけ無理なく反応できるのか、
また被災地でない地域の経済活動の中に被災地域をどれほど取り込んで行くのか、
そのための仕掛けを一緒に考えていく流れを、
行政ばかりに頼らずに作って行くことの必要を感じました。
最後に、今回私達が物資を届けると言い出し、
そのために物資を下さった友人、カンパをくれた仲間、
トラックを提供して下さったKさん、倉庫を貸して下さった方、
本当にありがとうございました。
重ねてお礼を申し上げます。
岩手でまた、美しい海が見られるように、私も頑張ります。

そして、忘れてはならない、会計報告です。

※高速代の期間外、というのは、緊急車両として高速を無料で通れるように申請したのが10までで、
事務所に戻ったのが日付を過ぎて深夜4時ごろになってしまったためです。
内訳。



お釣り

お釣りは寄付へ回す予定ですが、
あまりに少額になってしまったので、
もう少し膨らませてから赤十字さんに振り込みたいと思います。
長い日記になってしまいました。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
ワカコ
自転車でリアカーを引きながら全国一周ライブを行ってます。「UCHI-BENKEI」のはたを見かけたらお声掛けください!
【日記の最新記事】
そして、リヤカー運んでくれてありがとう!
このブログ、報告してもらったメールとあわせてうちのブログでも紹介させてもらいました。
(軽やかに事後承諾)
「ガンバリヤカー★プロジェクト」、継続しますので、見ててくださいな
メールが掲載されていてびっくりしました!
恥ずかしいじゃないですか・・・(●´ェ`●)ポッ
「ガンバリヤカー★プロジェクト」見守っています!
継続的に応援しなければならないし、
被災地の皆さんを巻き込んだプロジェクトも考えていかねば、
国の復興は実現できないかもしれませんね!