
前回の日記の最後でちょこっとふれた、災難in沖縄について書いてしまおうと思います

前日、「かっぱはうす」を出た後、
いつものように営業に繰り出そうとしていたのですが、
ハマちゃんが学生時代にバイトをしていた会社の先輩が、沖縄にいる関係者を幾つか紹介して下さる、
とのことだったので、話に聞いていたお店の一つにご挨拶に行ってみました

実は二日前にも訪問したのですが、挨拶したいなと考えていたご本人はご不在で、
その時お店にいらっしゃったのが「み〜ばいおじさん」

ローカルラジオなどにつなげてくださったり、車で県内をご案内してもらったりしましたことは、先日の日記の通り

お店の中は有名人との写真でいっぱい

と、いうのも、この方のお子さんが大変有名な方で、
ご本人(Aさん)もいくつもの会社の社長さんをされている人のようでした。
お店に到着し、ひととおり有名人と仲が良いなどなどの話を写真と共に聞いた後、
こちらのスタッフの「み〜ばいおじさん」にお世話になった旨を伝えるやいなや、
あの人はクビにした、私の了解なしに勝手に君たちを連れ回したり、私を飛び越えて他の人に紹介したりしたから、
というのです

他にも理由はあったそうですが、私たちは昨日今日とおじさんにとても親切にしていただいたので、
それを聞いてびっくり仰天

「み〜ばいおじさん」に悪気があったとはとても思えませんが、
そもそもハママツが直接知っている先輩の関係者はこのAさんであり、
また「み〜ばいおじさん」の会社の都合でもありましたので、
ちょっと「?」とは思いながらもどうにもできず、
その場はひとまずおさまりました。
歌を聞いていただいて、
「私と出会えたならもう大丈夫、別荘に泊ればいいし、
いろいろなテレビ局に連絡して出してあげるし、
大晦日の歌番組にもねじ込んであげるし、安心しなさい」みたいな話になり、
その晩はすっかりごちそうになり、家に泊めて下さいました。
自分たちのやっていることが、もしかしたらよい展開を見せるかもしれない、
と、棚から牡丹餅的な感じでちょっと喜んでおりました。
翌日、さっそく撮影したい各地に連れて行って下さる、とのことで、
まず今夏甲子園の優勝校・興南高校へ

勝って兜の緒を締める、的に皆さん練習していました

すばらしい

移動中。サトウキビ畑です。

残波岬付近の浜辺にて


やどかりさん
シーサーの壷焼「やちむん屋」さん


繊細なシーサーを手で一つ一つ作っています

どの場所にどの向きで設置するのか、を確認してから、龍の視線を決めるそうです。


日向ぼっこもするさ〜

残波岬

今日もよい天気です

車の中で、サトウキビをかじる


嘉手納空軍基地

こんな商品を発見

正体は結局・・・何

沖縄には陸海空と海兵隊、四つの軍隊の駐留地として基地が運用されていますが、
今回はおかげさまで、嘉手納空軍基地と辺野古のヘリポート予定地を見させていただきました。
私たちは、基地に賛成/反対を表明する気はないのですが、
人間の金銭欲・権威欲などによって基地の移転如何が決められ、
そのことによって、その場所に暮らす生き物の命が失われることもある、
ということについては問題意識を持つべきだ、と考えています。
そのことを映像を通じて一つ表現できれば、と思い、今回訪問しました。
移動中もAさんからいろいろなお話を聞き、
今思えば、そのがどれほど芸能界やテレビ業界の中で力を持っているか、という話で、
実際に私も電話口で数名の著名人とお話させていただいたのですが、
まあ、そのことがどうって話になるとは思えないのですが、
そのようにして、Aさんとしては「これから自分が面倒見て育てるつもりのタレント」(=私たち、らしい

いろいろな方に紹介し、私たちに力を見せつけたいようでした。
私たちは半年ないしそれ以上の時間をかけ、
汗を流して47都道府県を旅して、高名・無名関係なく少しずつ仲間になって下さる方とつながりたい、
と考えていますが、Aさんに言わせれば、
「そんなの私の力を使えば一週間で全国に知れ渡らせることができる、無駄な時間を過ごすな」
という考えだったようです。
そして、県内のメディアもご紹介いただき、
来週以降、タイミングが合えば取材できるかもしれない、という話になりました。
夜になり、島歌ユニット「てるしの(金城清美/金城優里英)」さんのライブ@島唄ライブ樹里に連れて行っていただきました。

母娘デュオ、と聞いていましたが・・・
姉妹


そして、娘の優里英さんが、かわいくてひょうきんで楽しいライブでした


こんな弾き方もする、お嬢。
みんなで躍ったり〜で、とっても楽しませていただきました

・・・っと、ここまではなんの問題もなく、楽しい一日でしたが・・・
ライブを楽しんだあと、私たちの元に一本の電話

電話の主は、数日前におじゃましたラウンジのママさん。
「あなた方のことが、今、お店で話題にのぼって、是非歌を聞きたいっていうお客さんがいるんだけど、
もし来られるようなら歌いに来てくれると嬉しい」という内容のもの。
嬉しいではありませんか

飛び込みで営業させて下さったにも関わらず、その後も気にして下さって呼んでいただけるなんて

ですが、この時はAさんと一緒にいてごちそうになっているところでしたので、
Aさんに相談してみました。
「あの〜・・・そういう電話がかかって来たので、可能であれば行こうと思うのですが・・・」
がっしゃーん

「私を怒らせると怖いよ


そういう人たちと付き合いたいなら、今この場から消えなさい

「・・・まだ、先方には行くともなんとも(返事していないんですけど・・・)←言えてない」
「行きなさい

「私を飛び越えてそういうゴミみたいな人間と付き合うなら、もう帰りなさい

・・・お酒に酔われていたとは思いますが、聞く耳・ゼロ

・・・っつうか、ゴミみたいな人間って、なんですか

Aさんの周りのスタッフさんも大分オロオロしていましたが、
怒ってどなり散らすAさんを奥様をはじめ誰もいさめることもできず、その場は解散

帰ってしまいました。
・・・な〜んか、どうしよっか・・・・
置いていかれた私たちは、お店の方やスタッフさんに「酔っているから気にしなくていいよ」とは言われたものの、
この、何も聞いてもらえないままに放置されたことがどうも納得いかなかったので、
帰り道、二人で話し合いました。
もちろん、日中、私たちをいろいろなところに案内してくださり、
ご馳走になったことについては、本当に感謝をしております。
おかげさまで、よい素材を撮影することもできましたし、
沖縄の地理をよく把握していなかった私たちが自転車移動でこれほどの撮影ができたか、
と言われれば、ご協力なしには難しかったでしょう。
また、Aさんがこれまで積み重ねてきた経験の中で今の成功を収めてきた事実は変わりませんし、
その経験の中で得られた真実から私たちに方向を示している、
ということは十分に日中の話で理解しました。
ですが、これまでの旅の中で積み重ねてきたことを大切にして、
私たちの信じた方向で進めていけば、
遅かれ早かれこのように「気に入られない」状況になったに違いないと思うのです。
自分たちは自分たちの道を進めば良い、
と改めて思い始め、深入りする前でよかったね、ということに落ち着きました。
私たちは、大きな権力やお金で手に入れられるものに最初から乗っかろうとしていないからこそ、
今までのように沢山の方々から親切にされ、力を貸していただき、
仲間になれる関係を作っていくことが出来ていると考えています。
これからも、今まで関係を築いてきた沢山の人たちと共に夢を見たいと考えているのに、
もし今後彼に面倒を見てもらってしまったら、
今まで各地で出会った皆さんの厚意を台無しにしたり、
もう二度と会えなくなったり、
間違いなくそういう状況になってしまったでしょう。
その後、スタッフの方が、「他のお店で飲み直しているから来ませんか」と誘って下さったので、
私たちとしてはもうAさんになびくことはないかもしれませんが、
意味不明な誤解だけは解いておきたい、
と思ったので、私たちの誠意として出掛けて行きました。
しかし、出掛けて行くと、さっきの話を聞いてもらえない状況をは何も変わらず、
「キレイごとばかり言ってたって、君たちの人生は変わらないし、何もできないだろうし、
何も出来ないように、いろいろなメディアに出られないように圧力をかけてやる」
とまで言われてしまいました。
まあ、そんな脅しでひるむような私たちではありません、ご存じのとおり。
まあ、キレイごとばかり言って・・・と言うけれど、キレイごとすら言えなくなったら悲しいですよ、きっと。
そんなわけで、どうにもなりそうにない方向になったので、その日は帰りました。
ちなみに、明日電話して、と帰り際に言われたので翌日電話すると、
なんで電話してきたの、私の前にもう現れるな、と言われたそうです。
とほほ。
ワカコ
自転車でリアカーを引きながら全国一周ライブを行ってます。「UCHI-BENKEI」のはたを見かけたらお声掛けください!